
NISAを始めたはいいけど、証券会社選びで損をしているかもしれません。そう言うと少し驚かれるかもしれませんが、これは決して大げさな話ではありません。新NISAが始まってから1年半が経ち、各社のクレカ積立×ポイント還元サービスが出揃った今こそ、証券会社の選び直しを検討するベストタイミングです。
月10万円の積立を10年続けた場合、証券会社選びによってポイント還元の差は数十万円になることも珍しくありません。今回は、ポイント経済圏ごとに最適な証券会社を詳しく解説します。
クレカ積立×ポイント還元で証券会社を選ぶ時代
新NISAでは「つみたて投資枠」の年間上限が120万円(月10万円)に拡大されました。これをクレジットカードで積み立てることで、ポイントが毎月自動的に貯まります。
月10万円の積立の場合、還元率によって年間獲得ポイントは以下のように変わります。
- 還元率1%:年間12,000ポイント
- 還元率3.1%:年間37,200ポイント
差額は年間25,200ポイント。10年で252,000ポイント相当の差が生まれます。証券会社とクレジットカードの組み合わせを見直すだけで、これだけの差が出るのです。
主要4社×クレカ積立ポイント還元率比較表
| 証券会社 | クレジットカード | 還元率 | 月上限額 | ポイント種類 |
|---|---|---|---|---|
| マネックス証券 | dカード PLATINUM | 最大3.1% | 10万円 | dポイント |
| マネックス証券 | dカード GOLD | 1.1% | 10万円 | dポイント |
| SBI証券 | 三井住友カードOliveゴールド | 最大3% | 10万円 | Vポイント |
| 楽天証券 | 楽天カード | 1% | 15万円 | 楽天ポイント |
| auカブコム証券 | au PAYカード | 1% | 10万円 | Pontaポイント |
※SBI証券のOliveゴールド3%還元は、年間100万円以上の利用(カード全体)が条件となる場合があります。詳細は各社サービスページでご確認ください。
dポイント経済圏×マネックス証券が最強な理由(計算例付き)
現時点で業界最高クラスの還元率を誇るのが、dカードPLATINUM×マネックス証券の組み合わせです。月10万円の積立で毎月3,100ポイント、年間37,200ポイントのdポイントが獲得できます。
dカードPLATINUMの年会費は29,700円ですが、ドコモ月額料金への最大20%還元も合わせると、年会費をはるかに上回る還元を受けられます。
具体的な計算例を見てみましょう。
- dカードPLATINUM年会費:29,700円
- マネックス積立(月10万円・3.1%):年間37,200ポイント獲得
- ドコモ月額8,000円・20%還元:年間19,200ポイント獲得
- 合計獲得:56,400ポイント
- 年会費差し引き後:+26,700ポイント相当のプラス
年会費を払っても、年間26,000円以上のおトクが生まれる計算です。これはかなり強力な組み合わせです。
楽天経済圏派には楽天証券
楽天市場・楽天カード・楽天モバイルなどを活用している楽天経済圏ユーザーには、楽天証券×楽天カードの組み合わせがおすすめです。
還元率こそ1%と控えめですが、月15万円まで積立できる点(他社は10万円が多い)、楽天ポイントを投資信託の購入に使える「ポイント投資」が利用できる点など、楽天経済圏での相乗効果が期待できます。また、楽天証券はSPU(楽天市場でのポイント倍率アップ)の対象となる場合もあり、楽天市場をよく使う方には特に恩恵が大きいです。
三井住友カードユーザーはSBI証券との相性◎
三井住友カードOliveゴールドを持っている方、または取得を検討している方には、SBI証券との組み合わせがおすすめです。
Oliveゴールドは年間100万円以上の利用条件を満たすことで翌年以降の年会費が無料になるため、実質無料でゴールドカードの特典を受けられます。クレカ積立での最大3%還元は、実質年会費無料でこの還元率を実現できるという点で非常にコスパが高いです。
また、SBI証券はNISAの口座数で国内トップクラスを誇り、投資信託のラインナップも非常に豊富です。初心者から上級者まで幅広く対応できる証券会社です。
NISA口座は1人1口座。移管の手順も簡単に解説
「今の証券会社からマネックス証券やSBI証券に移りたい」と思った方もいるかもしれません。NISA口座は1人1口座しか持てませんが、年に1回、金融機関を変更することができます。
移管の大まかな流れは以下のとおりです。
- 現在の金融機関で「金融商品取引業者等変更届出書」を申請
- 「勘定廃止通知書」が届く(1〜2週間)
- 新しい金融機関でNISA口座開設を申請
- 翌年1月から新口座で積立スタート
詳しい手順・注意点は、こちらの記事で詳しく解説しています:【2026年版】NISA口座を移したい人必見!金融機関変更の手順と注意点を完全解説
まとめ
証券会社×クレカ積立の組み合わせは、あなたのポイント経済圏に合わせて選ぶのが基本です。
- 最大還元率重視・dポイント経済圏:マネックス証券×dカードPLATINUM(3.1%)
- 実質年会費無料でコスパ重視・Vポイント経済圏:SBI証券×Oliveゴールド(最大3%)
- 楽天経済圏ユーザー:楽天証券×楽天カード(1%・月15万円まで)
今の証券会社に不満がなくても、還元率の差を確認してみるだけで損をしているケースもあります。ぜひ一度、ご自身の積立スタイルと照らし合わせてみてください。
以上、参考になれば嬉しいです。これからもおトクになる記事を書いていきますのでよろしくお願いします。



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