ポイント高還元率カードとは?
クレジットカードって世の中に沢山ありますよね。あまりよく考えずにカードを作って利用しているけど、このカードっておトクなんだろうか?もっとおトクになるカードがあるんじゃないか?とか思ったことありませんか?実際ワタシも学生時代からずっと使っていた銀行系カードから、高還元率カードに切り替えて間違いなくおトクになりましたので、いろいろ調べて実際に使ってみた実体験ベースでオススメの高還元率カードをご紹介します。
クレジットカードを利用して付与されるポイントの還元率は、多くのカードで0.5%に設定されていますが、他のカードとの差別化を図る意味でも高いポイント還元率を設定するカードもあります。
特定の加盟店(例:コンビニ、楽天市場など)や利用方法(例:タッチ決済など)などで還元率をアップするものであったり、高い年会費の代わりに高い還元率を付与するもの(例:プラチナカードなど)もあります。
高い年会費で高い還元率を提供しているカードでは本末転倒なので、このようなカードはここでは高還元カードとは呼ばず、年会費無料で基本還元率1%以上のカードを高還元率カードと呼ぶことにします。
代表的な年会費無料で基本還元率1%以上のカード
以下の表は2022年5月現在、年会費無料で基本還元率1%以上の主なカードの一覧です。
カード名称 | 基本還元率 | 付与ポイント | 備考 |
リクルートカード | 1.2% | リクルートポイント | リクルートポイントはdポイント、Pontaポイントに等価交換可能 |
楽天カード | 1% | 楽天ポイント | 楽天ポイントを楽天Payで1ポイント1円で利用可能 |
dカード | 1% | dポイント | dポイントをd払いで1ポイント1円で利用可能 |
au PAYカード | 1% | Pontaポイント | Pontaポイントをau PAYで1ポイント1円で利用可能 |
PayPayカード | 1% | PayPayポイント | PayPay残高にチャージ可能な唯一のカード PayPayポイントをPayPayで1ポイント1円で利用可能 |
VISA LINE Pay クレジットカード | 1% | LINEポイント | 21年4月末まで3%還元、22年4月末まで2%還元、22年5月より1%還元&年会費永年無料化 LINEポイントをLINE Payで1ポイント1円で利用可能 |
JCB カード W (plus L) | 1% | Oki Dokiポイント | 新規入会は39歳以下限定(40歳を超えても継続利用可) |
通信キャリア系のカードが5つ入っていますが、携帯電話会社の発行するクレジットカードは総じて高還元な傾向があります。みなさんも契約している携帯電話会社のカードを1枚ぐらいお持ちになっているのではないでしょうか(ワタシも長年利用しているドコモのdカードGOLDを持っています)。
またたまったポイントをPayPayやd払い、auPAYといったスマホ決済で1ポイント=1円で利用できるのが通信キャリア系カード&ポイントの魅力ですね。ワタシもカード支払いで貯めたポイントをスマホ決済で利用することが多いです。(このポイントの使い方はまた別記事で…)
クレジットカードランキングやブログに載ってない、イチ推しの高還元率カード!
さて、ここからが本題ですが、1.2%の高還元率を誇るリクルートカードを上回る還元率の年会費無料のカードが存在します。しかしながらなぜかクレジットカード比較サイトなどに掲載されることがほとんどなく、その存在があまり知られていないまさに知る人ぞ知る高還元率カードがあるんです。その還元率はおよそ1.3%〜と他の追随を許さない圧倒的な高さ。私もこのカードはFPの資格を持つ友人から教えてもらったのですが、使ってみてびっくりするレベルのおトクさでしたので、このブログの読者のみなさんにシェアしたいと思います。
カード請求時に自動的に1%割引になるおトクなカード!

出典:ポケットカード
その高還元率カードはポケットカード発行する「P-one Wiz(ピーワン ウイズ)」というカードです。このカードの最大の特長はクレジットカードでのショッピングご請求時に「自動1%OFF」となること。
他のカードのように後日ポイントで還元されるのではなく、100円の買い物をすると請求時に1円割引かれてカード請求額が99円となるというものです(決済ごとに1%割引は計算されます)。
ほぼ全てのショッピング利用が1%OFFになるなんて凄すぎだと思いませんか?例えば、百貨店カードや外商扱いでも一切割引のないエルメスやルイ・ヴィトン、カルティエといった名だたる高級メゾン/ハイブランドでも、このカードでお買い物をすれば1%OFFになるんです。これってかなり凄いことです。
さらにクレジットカードにありがちな特定日/曜日だけの特典縛りや利用条件もなく、電話代や光熱費等の公共料金や、国民年金保険料までも自動的に1%OFF。100円の買い物でも1%OFFされるのが嬉しいですね。
サンリブ、マルショク、ポケットカードトラベルセンター、電子マネーチャージ、金券類、生損保等の各種保険料、ETCカードのご利用分、キャッシングご利用分は「1%OFF特典」対象外となります。
ここまでだと「なーんだ1%還元か〜まあ割引かれるのもポイントもらえるのもあんまり変わらないからどっちでもいいよ、別に高級ブランドも興味ないし、もっとおトクな話なのかと思った」と思われた方、ちょっと待ってください。
まず「割引」と「ポイント付与」では全く話が異なります。例えば100万円の高級腕時計を購入したとします。100万円払って1万ポイントもらうか、99万円の支払いで済むかを考えると、利用先や利用方法に制限のあるポイントと現金割引であれば、現金割引の方が当然メリットが高いですよね。
さらにこのカードをイチ推しする理由はこれだけではないんです。
さらにポイント還元も!!
なんとこのP-one Wizカードは1%が請求時に自動で割引かれたうえ、カードショッピング1,000円(税込)ごとにポケット・ポイント「1ポイント」が付与されるんです。
先ほどの100万円のお買い物の例だと、1%割引後の99万円に対して990ポイントが付与されます。ポケット・ポイントは基本1ポイント=3円相当で、カード引き落とし口座や楽天銀行口座にキャッシュバックやAmazonギフトカードやVJAギフトカードに交換することができます。この場合は1%割引+0.297%ポイント=約1.3%還元となります。さらにファミリーマートで使える「FamiPayギフト(1,000円分)」なら250ポイントで交換できるため1ポイント=4円相当となり、この場合は1%割引+0.396%ポイント=約1.4%還元となります。
なお、利用先は限定されますがディノス、フェリシモ、リンベル等の通販サイトで利用可能なeクーポンに交換可能な「バリュースターモールオンラインクーポン」なら、2,000円分が200ポイントで交換できるため1ポイント=10円相当となり、この場合は1%割引+0.99%ポイント=約2%還元となります。あまり利用機会はないかもしれませんが、通販で有名なディノスやカタログギフトで有名なリンベルで買いたいものがある場合、超高還元率となりますね。
ちなみに22年3月まではTポイントに100ポイント=Tポイント500ポイントというレート(=還元率0.5%)で交換できたのですが、Yahoo!のTポイント付与終了に伴い、交換ルートも終了してしまいました(涙)。Tポイントは毎月20日にウエルシア薬局をはじめとするウエルシアグループのお店でポイントが1.5倍で使えるので、実質的な還元率は0.5%から0.75%にUPさせることができました。Tポイントルートの復活を願ってやみません。
ショッピングプロテクション保険も付帯!
さらにショッピング保険も付帯されており、カードで購入した商品が破損してしまったり盗難にあった場合、その損害額が補償されます。(購入日から90日間、年間補償限度額50万円、1事故免責金額3,000円)いわゆるショッピングプロテクション保険で、補償金額は50万円と控えめですが通常ゴールドカード以上に付帯する保険が年会費無料のカードについているのはめずらしいことで、少し高額な品物の購入時も安心です。
P-oneカードの注意事項
カードを入手したら忘れずに必ずやること!
このようにめっちゃおトクな「P-one Wiz」ですが、カードを入手したら必ずやるべきこともあります。それはこのカードは「リボ払い専用カード」なので、支払い方法は店頭で「一括払いで」と言っていたとしても自動的に「リボ払い」になっています。そのままにしておくとすべて悪名高いリボ払いとなり、いわゆるリボ地獄に陥ることになってしまいます。
これを防ぐためには、カードがお手元に届いたらカード利用額を毎月全額お支払いとする「ずっと全額コース」にカード会員専用ネットサービスから設定してください。これでリボ払いは解除され、翌月一括払いと同じになります。なお「ずっと全額コース」は一度設定すれば毎月継続されます。ただし引き落とし時に口座残高不足となると、「リボ払い」に自動変更となるため毎月の支払いはしっかり行なってください(もし残高不足でリボ払いになってしまっても再度「ずっと全額コース」に設定可能です)。
当然の話ですが、クレジットカードで支払い遅延するとこのカードに限らずどんなカードでも信用情報機関に事故情報が記録されてしまい(いわゆるブラックリスト)、以後5年間カードが作れなくなったり、自動車ローンや住宅ローンが組めなくなったりしますので、くれぐれもご注意くださいね。
「P-one <Standerd>」と間違えて申し込まないように!

出典:ポケットカード
ポケットカードには年会費無料で自動1%OFFになる「P-one <Standerd>」というカードもラインナップされています。
こちらはWizのようにリボ払い専用カードではなく、支払いを色々選べる普通のカードなんですが、その代わりにポケットポイントがつきません。Wizは「ずっと全額コース」を設定することで実質1回払い専用カードになりますので、新たにカードを作るならWizがオススメです。ただし、ボーナス払いがこちらのカードならできるので、ワタシもこのカード一応作ってあります。ただしこのカードは分割2回払いに手数料がかかる罠があるので注意が必要です。
カード請求額明細書は無料で郵送される!
最近はペーパーレスとカード会社の経費削減のため、請求明細はネットで確認するカードが多くなってきました。ご利用明細書の郵送は手数料のかかるカード会社もありますね。請求明細が来ないと請求額確定メールを見落としたりしてうっかり口座残高が足りないということにもつながったり、不正利用に気づきにくかったりするかも知れません。オススメの「P-one Wiz」は無料で請求書が送付されるため支払い設定がちゃんと翌月一括払いになっているか、身に覚えのない利用がないかとか請求明細で確認できますし、たまったポケットポイントの残高や有効期限も確認できるため、来月ポイントの有効期限だから交換しとかなきゃとかいうことに気がつきます。(ポケットポイントは獲得の翌年度までポイント繰越しが可能です。)
なので、無料で発行される請求書は郵送の設定にしておく方がよいのでは、と個人的には思います。
まとめ:マイナーなカードと侮ることなかれ
ポケットカードは「ファミマTカード」を発行している会社で、わりとマイナーなカード会社ですが、VISA、MasterCard、JCBの国際ブランドのカードを発行しており、カード利用にあたって全く問題ありません。自動的に1%割引といった他者と一線を画した仕組みを採用し、年会費無料のカードの中でイチ推しのカードなので是非検討してみてくださいね。
以上、参考になれば嬉しいです。これからもおトクになる記事を書いていきますのでよろしくお願いします。
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