昨年とは異なる自動車税のおトクな支払い方法

楽しいGW中にクルマを持っている方にはもれなく嬉しくないお手紙が届きます。毎年の自動車税の納税通知書です。納期限は5月31日と意外に短く、猶予は1ヶ月しかありません。これまでも少しでもおトクに自動車税を納める方法がありましたが、それも今年からいろいろと変わったので本記事ではおトクな自動車税の納付について解説していきます。
Yahoo!公金支払いでの自動車税の支払いが終了
税金のネット支払いの定番サービスだった「Yahoo!公金支払い」が2022年3月31日をもって水道料金の支払い以外を終了しました。これにより紐つけたクレジットカードでのポイントをもらうことができなくなってしまいました。

Visa LINE Pay クレジットカードの還元率は2022年5月から1%に
超高還元率カードとして鳴り物入りで登場したVisa LINE Pay クレジットカードは当初常時3%還元でしたが、21年5月から常時2%還元となり、ついに22年5月から常時1%還元となってしまいました。2%還元であれば、自動車税のクレジットカード決済手数料以上の還元となるためおトクに支払いができましたが、1%では手数料負けする場合(手数料330円の場合、税額33,000円以上でないと手数料負け)があるので注意してください。まあ、1%還元のカードは楽天カードを筆頭にいろいろありますのでLINEポイントのたまるVisa LINE Pay クレジットカードにこだわる必要はありませんね。

各種スマホ決済で支払いが可能、今年からPayPayはポイント付与対象外に
クレジットカード払いののように手数料がかからずおトクなのはスマホ決済です。「PayPay」「au PAY」「d払い」などのアプリで、納付書のバーコードを読み込んでご自宅でも自動車税の支払いができます。手数料もかからず、ポイントもつくスマホ決済もあるのでオススメです。ただし自治体により利用できるスマホ決済のブランドは限られますので、納付書や同封のお知らせを参照してください。
おトクずくめのスマホ決済ですが「PayPay」は2022年4月1日から自動車税および軽自動車税ではポイント付与の対象外となり「PayPay STEP」によるボーナスも対象外になりました。またドコモの「d払い」やファミリーマートの「ファミペイ」は、税金の支払いでのポイント付与はありませんが、ファミペイはファミペイボーナス10ポイントと、ファミマTカードからのチャージで0.5%還元されます。
- au PAY:
0.5%還元+紐つけたクレジットカードの還元率のみ (23年2月追記)*au PAYでの請求書払いは2023/4よりポイント付与対象外に。 - LINE Pay:0.5%還元(Visa LINE Pay クレジットカード・三井住友カードでチャージ&ペイの場合のみ)
- ファミペイ:税金でのポイント還元はないが、FamiPayボーナス10ポイント付与+ファミマTカードからのチャージで0.5%還元
- PayPay:ポイント還元なし
- d払い:ポイント還元なし
- 楽天銀行アプリ:一件につき10ポイント付与
自動車税納付に合わせキャンペーンも実施
結局どれが今年のオススメなのかという結論ですが、2022年度の自動車税を支払うなら、キャンペーンを実施している「au PAY」と「ファミペイ」がオススメです。ファミペイのキャンペーンは以下をご確認ください。

キャンペーン期間中に、ファミマのアプリのバーコードをレジでスキャンして、自動車税や公共料金、通販代金などのお支払いをすると、抽選で最大2,000円相当の期間限定FamiPayボーナスを進呈します。また、FamiPay(電子マネー)でのお支払いおよびファミマのアプリで払込票(紙)を読み取りお支払いが完了する「FamiPay請求書支払い」をご利用の場合は、当選確率が5倍(※)になるチャンス!また、これまでどおりご利用ごとにもれなくFamiPay10ボーナスが付与されます(※)。(※)当選確率5倍とFamiPay10ボーナスの進呈は、全額FamiPay(電子マネー)でお支払いいただいた方が対象となります。
車検が近い方、売却予定の方は支払い方法にご注意!
車検が今月切れるなど車検の近い方や、来年の5月までにクルマを売却する予定のある方は納税証明書(領収証書)が必要になることがあり、領収証書がもらえないクレジットカードやペイジー、スマホのコード決済で支払うと納税証明書がないので、あとで面倒なことになるので、コンビニや銀行で支払い、領収スタンプをもらってしっかり取っておいてください。ポイントなどでおトクになる分以上に面倒になると思いますので、「クルマ買い換えるかも…」なんて少しでも思った方はコンビニ店頭でのキャッシュレス支払いを検討してみてください。かくいうワタシもクルマをいつ買い換えるかわからないので、ファミマTカードからのチャージ後にファミマ店頭でファミペイ払いで納税しました。
- セブンイレブン:nanaco払い(セブンカード・プラスからのチャージで200円につき1ポイント(0.5%)還元)
- ファミリーマート:ファミペイ払い(ファミマTカードからのチャージで200円につき1ポイント(0.5%)還元)
- ミニストップ:WAON払い(イオンカードセレクトからのチャージで200円につき1ポイント(0.5%)還元)
最もおトクな支払い方法はau PAY(22年まで)
2022年はau PAYで支払うと最大2.5%還元になるので最もおトクではあります。ただし2.5%還元にはいくつか条件があります。(23年2月追記)au PAYの改悪が続き23年以降はゴールド特典の1%還元のみ。
- 納付先の自治体、市町村がauPAYでの自動車税/軽自動車税の支払いに対応していること ※こちらから確認してください。https://aupay.wallet.auone.jp/store/list/#bill
- auPAYゴールドカードからauPAYに税込100円のチャージにつき
2ポイント(2%)1ポイント(1%)還元に。(auPAYカードは税込100円のチャージにつき1ポイント(1%)還元)一般カードのポイント還元は廃止され0%に。 auPAYで税込200円の支払いにつき1ポイント(0.5%)還元(23年2月追記)au PAYでの請求書払いは2023/4よりポイント付与対象外に。
となるので、還元率2.5%はauPAYゴールドカードを利用した場合に実現可能です。auPAYゴールドカードホルダー以外の方は、1%以上の還元率のカードでチャージするとauPAYの還元率と合わせて1.5%〜になります。
ちなみにauPAYにチャージできるカードはMastercardとアメックスはすべてOKですが、なぜかVISAとJCBは発行元が限定されますので注意が必要です。ワタシも対象外の三井住友カードを登録しようとして登録できなかった経験があります。なのでまずは下記を参照いただき、登録するカードの発行元をご確認ください。
<ご利用可能なクレジットカード>
・au PAY カード
・Mastercard®のマークが付いたクレジットカード
・VISAマークが付いたクレジットカード
au PAY カード、クレディセゾンが発行したカード(セゾンカード等)、UCカード、MUFGカード、DCカード、NICOSカード、TS CUBICカード、エポスカード、楽天カード、ビューカードに限ります。
・JCBマークが付いたクレジットカード
クレディセゾンが発行したカード(セゾンカード等)またはTS CUBICカード、楽天カード、ビューカードに限ります。
・アメリカン・エキスプレスマークが付いたクレジットカード
※auPAYホームページより引用 https://aupay.auone.jp/contents/pc/guide/charge.html
au PAYは1,000ポイント当たるキャンペーン実施中
キャンペーン期間中、「au PAY(請求書支払い)」で合計5,000円(税込)以上の決済をされた方を対象に、抽選で10,000名さまへ1,000Pontaポイントがプレゼントされます。*エントリー不要
キャンペーン期間:2022年5月1日〜5月31日

まとめ:スマホ決済はおトクですが、領収証書がもらえないことに注意
自動車税もクレジットカードやスマホ決済で支払った方がおトクな時代になりましたが、車検や自動車の売却予定などがある場合は、必ずしも最もおトクな方法がよいとは限りません。ポイントの還元率だけにとらわれずにおトクに自動車税を払ってくださいね。
自動車税の納付期日は5月31日が支払い期日になっている自治体がほとんどですが、支払わないでいると7月中旬から8月ごろに督促状が届きます。その納付書で納付すれば問題ありませんし、督促状が来る前にコンビニで支払っておけば大丈夫です。また気になる延滞金ですが、1,000円未満の端数切り捨て、かつ2,000円未満は全額切り捨てとなりますので、この督促状のタイミングでの納付(延滞90日)であれば延滞金を計算しても排気量3L以下の車両は2,000円に満たないため延滞金はかからない計算になります。これ以上遅れると延滞金が発生する場合もあり、6L以上の大排気量車は税額が高いので延滞金の発生に注意が必要です。言うまでもありませんが、自動車税が未納だと車検が受けられませんのでくれぐれもご注意くださいね。
以上、参考になれば嬉しいです。これからもおトクになる記事を書いていきますのでよろしくお願いします。
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